【Meta Quest 3/3s】有線でも充電問題解決!?「無限LinkBOX」を約1ヶ月使ってみた感想!

充電器に接続しているのにVR本体のバッテリーが減っていることがあると思います。
そういう時は「無限給電アダプタ」などを使用して解決していると思います。しかし、無限給電アダプタの欠点として、PCとVRを有線で繋ぐことができません。

その問題を解決した充電器「無限LinkBOX」が登場しました。

そんな有線接続で充電問題を解決してくれる「無限LinkBOX」を1ヶ月使用したレビューをしていきます。

本記事は”129製作所”様より「無限給電アダプタ」の提供を受けての執筆となります。

レビュー記事ガイドライン

無限給電アダプタのレビュー記事はこちら👇

「無限LinkBOX」とは?

「Meta Quest 3/3s」を充電していてもバッテリーが減ってしまう問題があります。
その問題を解決するために「無限給電アダプタ」が発売されました。しかしこれには有線でのパソコン接続ができないという部分がありました。

この部分を解決したものが「無限LinkBOX」です。
この商品は、充電問題を解決しつつ、有線でも無線でもパソコンと接続できるようになった進化版です。

バリエーションについて

「無限LinkBOX」には、使用環境やケーブルの種類に応じていくつかのモデルが用意されています。
すべてのモデルが”Quest 3/3s”に対応しており、有線接続時でも電力を安定供給し続けることが可能です。

無限LinkBOX 単体モデル
(価格:8,980円)

最もシンプルな構成で、既にUSBケーブルをお持ちの方向けのモデルです。


無限LinkBOX + 5m CtoC ケーブル(メタル)
(価格:9,980円)

本体と高品質な5m USB Type-Cケーブル(USB 3.2 Gen1)がセットになったモデルです。


無限LinkBOX + 5m CtoC ケーブル(光)
(価格:13,980円)

本体と高品質な5m USB Type-Cケーブル(USB 3.1 Gen2)がセットになった最上位モデル。

どのモデルを選ぶべきなのかをまとめた表を用意しました。

使用スタイルおすすめモデル特徴
すでに高品質なケーブルを持っている無限LinkBOX 単体コスパ重視
通常の有線プレイをしたいメタルケーブルセットバランス重視
長時間・高負荷プレイをする光ケーブルセット安定性・性能重視

ケーブルの交換について

これまで、有線でPCと接続しながら充電を維持するには「無限Linkケーブル」を使用する必要がありました。
しかし、この「無限Linkケーブル」は、充電器部分とVRゴーグルへ接続するケーブルが一体型になっているため、ケーブルが断線した場合は製品全体を買い替えなければならないという欠点がありました

一方で、新しく登場した「無限LinkBOX」は、充電器部分とケーブル部分が分離した構造になっています。
これにより、もしケーブルが劣化・断線しても、ケーブルだけを交換することで再び使用できるようになりました。

従来の無限Linkケーブルとは異なり、回路部分とケーブルが独立しているため、長期使用やVR睡眠などによる負荷で断線しても、交換ケーブルを用意すれば簡単に対応できます。
今後、交換用ケーブルも商品ページに追加予定とのことで、長く安心して使い続けられる設計になっています。

なつきなつき

VR睡眠やダンスなどケーブルを酷使する場合でも安心できますね!

「無限LinkBOX」の使い方

  1. ACアダプタを無限LinkBOXに接続する(赤ランプ点灯)
  2. 青いType-BケーブルをPCと無限LinkBOXに接続する
  3. 5m USB-Cケーブルを無限LinkBOXとQuest 3/3sと接続する
  4. Quest Linkを起動する

この手順を踏むことで正しく使用することができます。
詳しい説明書が公式より公開されているので、気になる方はご覧ください。

「無限LinkBOX」を使ってみた感想

今回「無限LinkBOX」を”129製作所”様よりご提供いただきました。
メタルケーブルと光ケーブルの両方を各2週間ずつ使用してみました。その使用感や特徴をレビューしていきます。

充電について

まず一番気になっていた「充電の安定性」ですが、無限LinkBOXは非常に安定して給電が行われました
Meta Quest 3 / 3Sを長時間使用してもバッテリーが減ることはなく、充電しながら快適にプレイを続けることができます。

また、本体が金属製のケースに覆われているため放熱性も高く、長時間使用しても熱を持つことがありませんでした。また、動作中も静かで、電力が安定している安心感があります。

「無限LinkBOX」を使用していても、Quset本体のバッテリーが少し減っているのは故障ではなく、正常な動作です。これは、Quest本体のバッテリー保護機能などによるものです。

バッテリーは満充電(100%)状態を長時間維持すると劣化が早まるため、システムが自動的に制御します。これによって完全に満充電を維持し続けることは基本的にできません。

接続の安定性について

無限LinkBOX + 5m CtoC ケーブル(メタル)を使用

どちらのケーブルモデルでも、通信はとても高速で安定していました。
速度もQuest Linkアプリ内のテスト機能を使用して「3.2Gbps」という数値が出ました。なので、VRChatをプレイしていても、映像が乱れたり、接続が切れたりすることはありませんでした。

PCとのリンクもスムーズで「充電しながら安定した通信を続けられる」という点は非常に大きな魅力です。特に、Quest Linkを使う際にも給電不足を感じることはありませんでした。

メタルケーブルモデルの使用感

メタルケーブルモデルは、ナイロンで編まれたケーブルです。そのため、しっかりとした作りで耐久性が高い印象でした。長期間使用しても断線しにくく、日常的に使用するユーザーにも安心です。

ただし、ナイロン被覆のためやや硬さがあり、取り回しの面では少し扱いづらい部分も感じました。
固定環境での使用や、動きの少ないプレイスタイルに向いています。

通信や充電の安定性は問題なく、重厚感のあるケーブルを好む人にはピッタリな構成です。

光ケーブルモデルの使用感

光ケーブルモデルは、ケーブルが非常に柔らかいのが特徴です。取り回しがしやすく、ケーブルに引っ張られる感覚がほとんどありません。そのため、フルトラッキングで激しく動くプレイやダンスなどでも、自由に動ける快適さがありました。

通信の安定性も高く、動作中にラグや遅延を感じることもなく、快適にプレイが可能です。
軽くて柔らかいので、長時間プレイ時のストレスも大幅に軽減されます。

まとめ

「無限LinkBOX」は、“充電しながら安定した有線接続を実現する” というこれまで難しかった課題を見事に解決してくれるアイテムでした。

特に印象的だったのは、以下の3点です。

  • プレイ中にバッテリー残量が減り続けない安定した給電性能
  • どちらのケーブルでも安定した通信品質
  • 放熱性の高い金属ケースによる安全設計

メタルケーブルモデルは耐久性が高く、長時間のプレイや使用に最適です。
光ケーブルモデルは柔らかくて軽いため、フルトラや激しい動きをするユーザーにぴったりです。

なつきなつき

個人的には、ケーブルの柔らかさを重視するなら光ケーブルモデル、耐久性とコスパを求めるならメタルケーブルモデルが最適だと思います。
充電問題に悩んでいる方は、ぜひ一度試してみてほしいアイテムです。

無限LinkBOXの開発者「129製作所」様のBoothでは様々な便利グッズを販売しているのでご覧ください!