【無言勢は特におススメ!】VR環境で日本語入力ができるキーボードについて、使い方や導入方法を解説!(VRChat)

けっしゅんけっしゅん

こんにちは!けっしゅんです~♪

VRChatをVRでプレイしていて、チャットボックスに文字を入力しようとした時に「日本語入力ができないの不便だなぁ…」と思ったことはありませんか?
基本的にVR環境ではアルファベットを入力することしかできないので、チャットで日本語を入力するときはローマ字になると思います。ですが、アルファベットのままだと区切る場所がわからなかったりして、読むのに苦戦することがあります。

今回は、そんな悩みを解決してくれる、VR上で日本語入力ができるキーボードを2種類紹介します!

導入前にOSCを有効化する

まず、今回紹介するキーボードを導入する前に、VRChatでOSCを有効化しておきましょう。

VRChatでアクションメニューを開いてから ツール > OSCと経由して、OSCを有効にしてください。

今回紹介するキーボードを用いてテキストボックスからメッセージを送信する際は、この項目が有効になっていないとうまく動作しません

キーボードを導入して使ってみる

今回は冒頭でも説明した通り、2種類のキーボードを紹介します。

Tapi – VRChat向け多言語キーボード

こちらはqwerty配列でかつ様々な言語の入力を行うことができるキーボードです。

現在はBeta版であり、無料で使用することができます。
ただし、正式版がリリースされると有料でしか利用できなくなる可能性が高いため、気になる方は予め購入しておいても良いと思います。

導入方法

まずは、Boothからダウンロードを行い、中身を解凍します。

その後、TapiSetupのアプリケーションを起動します。

けっしゅんけっしゅん

READMEもしっかり読んでおきましょう!

後は、アプリケーションの指示通りにTapiをインストールしてください。

導入が終了したら、SteamVRを起動した状態でインストールしたTapiを起動します。
初回はキャッシュファイルの生成を行うため、起動に時間がかかることがあります。

起動したら、画面の真ん中の方にキーボードが表示されます。

次からは、SteamVRを起動したときにTapiも自動で起動するようになります。

使い方

Tapiはデフォルトですべて英語になっています。まずはこれを日本語にしましょう。

けっしゅんけっしゅん

起動するたびに毎回英語になるので注意が必要です!

表示されているキーボードの右下にある歯車を選択。
別の画面が表示されるので、その画面のGeneral > Languageの順に進み、そこから日本語を選択します。

ここからは日本語に設定されている画面で紹介していきます。

左下の方にある”英語“の項目を選択すると、色々な言語に変更することができます。
日本語入力がしたい場合は”ローマ字“を選択しましょう。

後は、一般的なキーボードと同じように文字を入力していくだけです。文字を入力すると、変換候補も自動で表示されます。

文字が入力できたら、画面の右上にある紙飛行機のマークを選択すると、入力された内容をチャットとして送信します。

キーボードの右の方でオンオフできる項目の詳細は以下の通りです。

項目オンにするとどうなるか
入力状態を表示テキストボックスで入力している最中に”…”が表示されます
自動送信入力途中であっても自動でメッセージが送信されます
背景入力を遮断キーボードとチャットボックスが同時に干渉しなくなります

紙飛行機のマークの左隣を選択すると、入力されているメッセージを全てコピーすることができます。

また、デフォルト設定の場合、

・Oculusの場合:右手のBボタンをダブルタップ
・Viveの場合:右手のメニューボタンをダブルタップ

という操作を行うことで、キーボードの表示/非表示を切り替えることができます。

実際の使用例

VRCJapaneseInputter

こちらはスマートフォンのような要領で日本語入力をすることができるキーボードです。
無料で使用することができます。

導入方法

まずは、Boothからダウンロードを行い、中身を解凍します。

同梱されているREADMEを読んだら、SteamVRを起動している状態でVRCJpanaeseInputterを起動します。

起動したら、次はキーボードの表示/非表示を切り替えるためのボタンを設定します。

何も設定しないままだと、キーボードを表示する手段がありません。

SteamVR設定を開き、コントローラ > バインド設定UIを表示 を選択します。

そこからVRCJAPANESEINPUTTERを選択します。

Tapiのキーボード表示/非表示切り替えボタンを変更する場合も、同じ要領で行うことができます。

次に、左上にある現在のバインド編集を選択します。

今回は、左スティックの押し込みでキーボードの表示/非表示を切り替えられるようにしてみます。
ここにしなければならない、といったルールはありませんが、左右のスティック押し込みに割り当てるのはかなりおススメです。(公式も推奨しています)

左Oculus TouchJoystickにある+のマークを選択します。

ここでジョイスティックを選択します。

そうしたらこのような項目が追加されるので、クリックなしになっている部分を選択します。

このような画面が出てくるので、ここでshowoverlaybuttonを選択します。

なしの部分がshowoverlaybuttonに変わっていれば設定完了です。
これでキーボードを画面に表示させることができるようになりました。

使い方

まずは、SteamVRを起動している状態でVRCJapaneseInputterを起動します。

SteamVR起動時に自動で起動してくれるといった機能はないので、毎回手動で起動する必要があります。

設定したキーボードの表示/非表示ボタンを押すことで、早速キーボードを使うことができます。

ですが、このキーボードはデフォルトで入力した文字の変換を行うことができません。
SteamVRのダッシュボードから詳細設定の画面を開き、変換機能をオンにする必要があります。

ここで設定するべき項目は、一番下にあるGoogle CGI APIの使用という項目です。

使用する のボタンをオンにする(赤枠で囲まれる)と、入力した文字の変換が行えるようになります。

後は、スマホで入力する時と同じように文字を入力していくだけです。

文字を選択して上下左右にスライドさせることで、フリック入力のように文字を入力することができます。

左上にあるwindow←→chatというボタンを選択すると、右下にあるボタンがchatまたはwindowに切り替わります。

これがchatになっている時に選択すると、入力されている文字をテキストチャットとして送信します。
これがwindowになっている時に選択すると、入力されている文字がテキストボックスなどのウィンドウに送信されます。

ウィンドウにテキストを送信する際は、テキストボックスの入力部分にフォーカスが当たっている必要があります。

送信前には、予めテキストボックスの入力欄にカーソルを合わせてトリガーを押しておきましょう。

実際の使用例

まとめ

今回は、VR上で日本語入力ができるキーボードを2種類紹介しました!

どちらのキーボードもかなり使いやすいので、テキストチャットをよく利用する方にはとてもおススメです。

大きな違いは文字入力の配列、および入力方法なので、自分が使いやすいと思う方を使ってみるといいと思います!

けっしゅんけっしゅん

私はスマホでもqwerty入力を使っているので、Tapiの方が使いやすいなと感じました!

日本語入力キーボードを導入して、快適なテキストチャットをしていきましょう!良きVRChatライフを!

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