【VRChat】Unityでアバターの色を直感的に変更!「ココダケ!」の使い方を解説

自分のアバター、鏡の前でいろんな角度から眺めて「やっぱりかわいいな」って思う瞬間、ありますよね。その感覚は大事にしたいです。

でも、しばらく一緒に過ごしていると、ちょっとした欲が出てきませんか。「この髪色、あと少しだけ青みを足したい」「今日はイベントだから、いつもと違う雰囲気で行きたい」。頭の中にはイメージがあるのに、いざテクスチャを塗ろうとすると手が止まる。ペイントソフトのレイヤーとにらめっこして、Blenderなんて開いた日には……そっと閉じました。

まるまさまるまさ

専門ソフトを使わずに、Unityの中だけでサクッと変えられたら一番楽ですよね。

今回紹介する「ココダケ!」(BOOTHにて980円で販売中)は、その「手が止まる」をまるごと飛ばしてくれるツールです。Unityの中で、変えたい場所をクリックして、あとはスライダーを動かすだけ。それで色が変わります。

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ココダケ!ってどんなツール?

ひとことで言うと、Unity上でアバターの色を直感的に変えられるツールです。

ココダケ!で髪の色をスライダー操作で変更している様子

やっていることはシンプルで、アバターのクリックした場所を見て、そこと近い色の範囲を自動で選び、その部分だけ色をずらします。ペイントソフトでいう「色の置き換え」を、アバターを目の前で回しながらできるようにした、というイメージが近いです。

しかも元のテクスチャ画像そのものは書き換えません。色の変更はアバターに付く設定として記録され、アップロードするときのビルドで自動的に反映される仕組みです(非破壊改変)。元のデータはそのまま残るので、気に入らなければ設定を消すだけで元通りになります。編集中はエディターにそのままプレビューされるので、スライダーを動かした結果がその場で見えます。

ポイント特徴・メリット
① 塗る技術が不要変えたい場所をクリックしてスライダーを動かすだけ
② 非破壊改変元テクスチャは不変。レイヤーのオン/オフで即座に復元・切替
③ OKLCH色空間陰影や質感を保ったまま自然に色を置換(Resonite書き出しも対応)
まるまさまるまさ

クリックしてスライダーを動かすだけ。手軽に試せて元にも戻せるのが助かります。


【ここから本番!】導入の手順

作業前のお願い:色を変えるだけとはいえ、はじめての操作です。プロジェクトのコピーを1つ作ってから進めると、気持ちに余裕を持って試せます。

準備するもの

  • ココダケ! 本体(BOOTHで販売中 / 980円)
  • アバターをアップロードできるUnityプロジェクト
  • Modular Avatar。ふだんのアバター改変で使っているものがそのまま使えます。これが入っていれば、色の変更をアップロード時に反映させる準備は整っています。

インポート

  1. BOOTHで購入(980円)し、ダウンロードしたzipを解凍します。
  2. 中のunitypackageを、UnityのProjectウィンドウドラッグ&ドロップします。
  3. 出てきたウィンドウで Import をクリックします。
Import Unity Package のウィンドウ。Kokodake-v1.1.0 のファイル一式にチェックが入っている

Unity上部のメニューバーに「KokoDake」が増えていれば成功です。


使い方:Unityで髪や瞳の色を変える手順

1. エディターを開く

メニューバーの「KokoDake」→「アバター編集」を選びます。「Kokodake アバター色編集」というウィンドウが開きます。

UnityメニューバーのKokoDakeからアバター色編集ウィンドウを開く様子

2. アバターを選ぶ

ウィンドウ右側の「設定」にある「アバター」欄へ、シーンの中のアバターを指定します。左の「選択範囲ビュー」と右の「編集後ビュー」に、アバターが表示されます。

設定パネルのアバター欄にアバターを指定し、ビューに読み込ませる様子

3. レイヤーを足して、変えたい色をクリック

編集レイヤー」の「+」で新しいレイヤーを1つ追加します。次に、左の「選択範囲ビュー」でアバターの変えたい部分をクリックします。クリックした色に近い範囲が、斜線のハイライトで選ばれます。

4. スライダーで色を動かす

右の「色変更」にあるスライダー(最初はR・G・Bの3本)を動かすと、右の「編集後ビュー」にその場で反映されます。

色変更スライダーを動かして髪の色をリアルタイムに変化させる様子

5. いろいろな角度で見え方を確認する

ビュー上部の「テクスチャビュー」「マテリアルビュー」で表示を切り替えられます。マテリアルビューはアバター本来の質感で確認できるので、最終チェックはこちらが分かりやすいです。ビューはドラッグで回転・ズームできます。

エディタービューをドラッグしてアバターを回転・ズームし見え方を確認する様子

確認のポイント:正面では問題なく見えても、髪の内側や影の部分で選択がはみ出している場合があります。事前に回転させて確認しておくことで、反映後の色ムラや手戻りを防げます。

6. 閉じてアップロード

編集が終わったらウィンドウを閉じます。あとはいつも通りアバターをアップロードするだけで、色の変更はビルド時に自動で反映されます。

まるまさまるまさ

ここで念のため「Ctrl + S」でシーンを保存しておくと安心です。せっかく調整した色を確実に残すためにも、こまめに保存しておきましょう。


選択の精度を上げる設定

はみ出す、狙った所が選べない。そんなときに触る項目をまとめます。数字の意味が分かると、調整がぐっと速くなります。

Kokodakeの右側設定パネル。距離モード、しきい値、ぼかし、色空間(sRGB/HSL/OKLCH)などの調整項目が並ぶ
設定項目役割使い分け・調整のコツ
距離モード色の近さの判定基準基本はLab。光や影のムラをまとめて選びたい時はLab Ignore Lightness
しきい値 (%)選択範囲の広さまずは低めから開始し、はみ出さない範囲まで徐々に上げる
ぼかし (px)選択境界のなじみ度2〜3px入れると境界のパキパキ感が抑えられ、周囲となじむ
色空間色調整スライダーの方式陰影や質感を保つOKLCHが推奨。直感的に選ぶならHSL

レイヤーと「メッシュアイランドに限定」

レイヤー:2か所以上を変えたいとき

髪と瞳、上着と靴のように、別の場所を編集したいときは、レイヤーを分けます。レイヤーごとに名前を付けられて、オン・オフも切り替えられるので、後から「やっぱり髪だけ元に戻す」といった調整がしやすいです。

編集レイヤーを追加して別のパーツの色を個別に編集する様子

「メッシュアイランドに限定」:隣の色を巻き込まない

メッシュアイランドに限定」にチェックを入れると、選択がクリックしたパーツ(つながったポリゴンのかたまり)の中だけに閉じ込められます。左右で色を分けたいオッドアイのように、片方だけを狙って変えたいときに効きます。v1.1.0で追加された機能で、編集画面からいつでもオン・オフできます。

メッシュアイランドに限定を有効にして隣接するパーツを巻き込まず選択する様子

応用例:オッドアイやインナーカラーへの活用

まず試してほしいのがオッドアイです。「メッシュアイランドに限定」と範囲選択を組み合わせれば、片目だけ色を変えるのもクリック数回。青と金、赤と紫、その日の気分で入れ替えられます。

オッドアイ作成のために片目の瞳だけを選択して色を変える様子
まるまさまるまさ

アバター改変でオッドアイ、初めてやったかも。

そこから一歩進めるなら、耳・尻尾・インナーカラーだけを少しずつ動かして、既存の衣装に自分の色を足していく遊び方もあります。いわゆるキメラ改変の入り口としても気負わず入れます。すでにグラデーションが入った髪だって、グラデを保ったまま全体の色相をずらせるので、「グラデは気に入ってるけど、もう少し寒色寄りにしたい」にも応えてくれます。

個人的におすすめなのは、色を変えた状態のまま撮影ツールで1枚残しておくこと。「春はピンク髪、夏は水色髪、金曜日は金色」みたいに、イベントや季節に合わせたその日だけの色を気軽に楽しめます。非破壊なので、撮り終わったらレイヤーをオフにすればいつもの姿に戻ります。


さいごに

イメージした色が頭にあるのに、技術のところで足踏みする。あの時間がなくなるだけで、アバターとの向き合い方は変わります。クリックして、スライダーを動かす。覚えることはこれだけです。

実際にいろいろいじってみました。レイヤーを重ねて髪の色、オッドアイ、耳や衣装の色までガラッと変えています。思いついた色をその場ですぐ試せて、非破壊でいつでも元に戻せるから、遠慮なく振り切った改変を楽しめます。

ココダケ!で複数レイヤーを重ねて髪や瞳、衣装の色を改変したエディター画面
まるまさまるまさ

Blenderもペイントソフトも開かずに、髪の色も瞳の色も自分の手で決められる。改変のハードルが一段下がった。

気になった方は、ぜひBOOTHでチェックして自分だけの色改変を試してみてください。

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