【VRChat対応】UDCAP VRグローブ徹底解説|購入・セットアップ方法まで完全ガイド

みなさんは『レディ・プレイヤー1』という映画を知っていますか?

少し先の未来。
人はVRに入り、理想の姿になって、どこへでも行けるし、なんでもできる——そんな世界のお話です。

のとのと

どこかで聞いたことがある…というか、もうVRChatで体験してるような世界観ですよね…?

ヘッドセットは今とあまり変わらないのに、手に持っているのはコントローラーではなく——グローブ型のデバイス(VRグローブ)なんです!

「VRグローブって、さすがにまだ未来の話でしょ…」って思いますよね?
なんと、もうあります!!

今回は、そんな近未来を感じさせるVRChatでも使えるグローブ型コントローラー「UDCAP VRグローブ」について、
 ・どんな製品なのか
 ・購入時のサイズ等の選び方
 ・実際の内容物
 ・セットアップ方法
まで、初心者にも分かりやすくしっかり解説していきます!

※サムネイル画像の一部は、Udexreal公式サイトより引用しています。
製品の詳細は公式ページをご確認ください。
出典:https://udexreal.com/ja-jp/products

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『UDCAP VRグローブ』ってどんなもの?

UDCAP VRグローブ(以下「UDCAPグローブ」)は、Udexreal 社が開発したVRChatやSteamVRで使用できるグローブ型のVRコントローラー(VRグローブ)です。

一般的なコントローラーとは違い、指の動きをそのままトラッキングできるのが最大の特徴です!

つまり——
“手そのもの”でVRChatを操作できるデバイスです。

※画像出典:UDCAP VRグローブ

特徴

特徴1:指の動きをそのままトラッキングできる
UDCAPグローブには柔軟センサーが搭載されており、指の曲げ・開きといった動きをそのまま検知できます。
実際に使ってみると、ボタンを押したり何かに触れることなく指の動きを認識してくれることにびっくりします…!

特徴2:VRChatでの移動もこれまで通りできる
「VRグローブって移動どうするの?」って思いますよね。
グローブの人差し指にコントローラーモジュール(ステッィク+ボタン)を取り付けます。
このモジュールは「ボタン2個とスティック1個」の構成になっている為、Quest系コントローラーと同じ感覚で操作が可能です!

また、コントローラーモジュールには振動機能もあるので、VRChatで物を掴んだりした際に高い没入感を得ることが出来ます!

特徴3:LightHouse環境が無くても使用可能
従来のVRグローブは、『Vive Tracker+ベースステーション(LightHouse環境)必須』というものがほとんどでした。
しかし、UDCAPグローブはVive Ultimate Trackerや、Quest等のコントローラーを手の甲に装着することでもグローブの位置認識をすることが可能なため、LightHouse環境が無くても使用が可能です!

※画像出典:UDCAP VRグローブ

特徴4:長時間でも快適&水洗い可能
グローブはすべすべとした生地で作られている為、手触りが良く、通気性も良いことから長時間使用をしていても不快に感じにくいです。
また、手の甲についているデータボックスの取り外しは必要になりますが、水洗いをすることも可能なので、清潔に使い続けることが可能です。

注意点

注意点1:PCとの接続が必須
VRChatでの使用にSteam VRを経由する必要があることや、各種設定をPCから行う為、PC VRでの使用が必須となります。
ヘッドセット単騎(スタンドアロン)での使用はできません。

注意点2:グローブ単体では位置トラッキングができない
UDCAPグローブは指の動きは取得できますが、位置は取得できません。
その為、「LightHouse対応のトラッカー」、「Vive Ultimate Tracker」、「Quest系コントローラー」のいずれかを手の甲に装着して使用します。

注意点3:PICOでの使用はやや上級者向け
執筆時点(2026/4)では、購入ページの対応コントローラーは「Quest 2、3、3S、およびQProコントローラー」のみとなっております。
しかし、製品マニュアルを確認するとPICOコントローラーを使用することも可能なようです。
ただし、空間位置認識の為のプリセットが現時点では無いため、手動での設定が必要となるようです。

筆者がPICOを所有していないため、実際に使用できるかについては未確認となります。

購入時に選択する”トラッカー固定ベース”と”サイズ”について

UDCAPグローブは公式サイトから購入することが可能です!

UDCAP VRグローブの詳細・購入はこちら(公式)
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購入時には「トラッカー固定ベース」と「サイズ」を決める必要があります。

トラッカー固定ベース

グローブ単体では位置認識をすることが出来ない為、「Vive Tracker」・「Vive Ultimate Tracker」・「Tundra Tracker」・「Quest等のコントローラー」のいずれかを手の甲に装着することが必要になります。

グローブ本体購入時に固定ベースを1つ受け取ることが可能です。
自分が使用する環境に合わせたトラッカー固定ベースを選択しましょう!

※画像出典:UDCAP VRグローブ

また、固定ベースの3Dプリント用のデータが公開されているので、3Dプリンターが手元にある方は自分で作成することも可能です!

のとのと

公式サポートでは無いですが、「Rebocap」というフルトラ機材用のアタッチメントを販売したり、使用出来るようにしている方もいらっしゃるようです…!すごい…!

サイズ

グローブのサイズは「S」「M」「L」「XL」「XXL」の5種類があります。

「①手のひらを一周した時の長さ」と「②中指の長さ」からグローブのサイズを選びます。
もし①と②で推奨されるサイズが異なる場合、「②中指の長さ」を優先して選びましょう
(「①手のひらの長さ」の測定には裁縫用のメジャーなどがおすすめです)

もし中間のサイズで悩む場合は大きいサイズを選ぶことをおすすめします。
グローブ自体がぴっちりとした伸縮性のある素材で作られていることと、付属のインナーグローブも使用することも考えると、大きいサイズのほうが良いと思われます。

※画像出典:UDCAP VRグローブ

のとのと

自分は「①手のひらを一周した時の長さ」が19cm、「②中指の長さ」が8.5cmだったので「M」か「L」で悩み「L」サイズにしました。
使用感としては「L」サイズでちょうどいいです!

梱包と内容物

続いて実際に購入した際の梱包や内容物を紹介します!

まず外装の箱です!
「UDCAP Virtual Reality Gloves」と記載されたかっこいい箱になっています…!

箱の中には専用のケースがあり、ケース内に各種内容物がしっかりと収められていました!
持ち運ぶことは少ないかもですが、持ち運びもできそうです!

内容物をすべて取り出すと以下のものが入っていました!
トラッカー固定ベースは「Basic」のVive tracker用を選んでおり、これは別箱で届きました。

各内容物の詳細は下記公式ドキュメントに記載されていますので、こちらをご確認ください。

セットアップ方法

ハードウェアのセットアップ

ハードウェアのセットアップ方法は公式ドキュメントの「グローブ本体の脱着」「アタッチメントの装着方法」の通りに実施すれば問題ありません。

ここではセットアップをしている中で、困った点が2つあったので紹介します。

データボックスとコントローラーモジュールの接続

ドキュメント内にも記載されていますが、手の甲についているデータボックスとコントローラーモジュールの接続に使用するType-Cケーブルを挿す向きには制限があり、間違えて挿入をするとボタンやスティックの動作が反転してしまいます。

左右どちらもケーブルに書かれているロゴが見えるように挿す必要があります。
右手側はケーブルをくねらせる必要がありますが、ケーブルが曲がりやすいものになっている為、使用時に違和感はありません!

充電

内容物に「⑩充電用ケーブル」が付いてきますが、自分の環境ではこちらを使用して充電をすることができませんでした…
一方、PCとドングルの接続に使用する「⑨USBケーブル」を使用した場合は充電が出来ました。

ただし、充電のたびにPCとドングルを取り外すのは手間だったので、自分はマグネット式の充電ケーブルを使用しています。
こちらを使用した場合でも問題なく充電することができましたが、使用は自己判断でお願いします…

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ソフトウェアのセットアップ

ソフトウェアのセットアップ方法も公式ドキュメントの「UDCAP DRIVERダウンロード」「UDCAP DRIVERインストール」の内容通りに進めれば問題ありません。

ソフトウェアのインストール方法は以下の通りとなります。

1.ダウンロードしてきたドライバをダブルクリックで起動する
起動時に確認ウィンドウが表示される場合は「はい」を選択します。

2.インストールに使用する言語を選択し、規約に同意する

3.インストール先フォルダを指定する

インストール先フォルダに関して、「Quest系VRヘッドセット」を使用したり、「Quest」と「Vive Trackr」などを併用する場合は、Cドライブ以外にインストールしてください。
ただし、これは執筆時点(2026/4)での状況となりますので、ソフトウェアのインストール時には公式ドキュメントの「Questシリーズ環境設定」「ハイブリッド対応環境設定(TK/Tundra)」「ハイブリッド対応環境設定(UTK)」をご確認ください。

4.デスクトップにアイコンを作成するかを選択し、問題が無ければインストールを行う

5.(初回インストール時)USB Driverのインストールを行う
初回インストール時はUSB Driverのインストールオプションが表示されるので、インストールを行います。
上手くインストールが出来ない場合は、一度「UNINSTALL」を選択してから再度「INSTALL」を選択することでインストールが可能です。

PCとグローブの接続

続いてPCとUDCAPグローブの接続を行います。
詳細は以下の公式ドキュメント「UDCAP DRIVER接続&設定」を参照ください。

1.ドングルをPCと接続します
この時、PCとドングルの距離が近いと電波干渉により接続が不安定になってしまう為、PCから45cm以上離すことが推奨されています。
内容物の「⑦ドングル クレストル」や「⑨USBケーブル」を使い、上手く距離を離して配置しましょう。
また、Vive Trackerではドングル同士を15cm以上離すことが推奨されていますので、UDCAPグローブのドングルも同様に15cm程度は離して配置するのが良いかと思います。

2.グローブをPCと接続(ペアリング)する
先ほどインストールしたUDCAPドライバを起動します。
ドングルが正常に刺さっている状態、「グローブの電源を入れてアダプタに近づけてください」と表示されます。
そうで無い場合、ドングルがしっかりと刺さっていない可能性があるので、接続状態を確認しましょう。

この状態でグローブ本体の電源ボタンを2秒程度長押しすると、グローブの電源が入りPCと接続がされます。

接続がされない場合は手動で接続を行います。
① ドライバの「≡」をクリックし、「ファームウェア更新」を選択します。
② ドングルとグローブの情報が表示されているので、ドングル側にある「Pairing」を選択します。
③ ウィンドウが表示されるので、グローブ本体の電源ボタンを3秒程度長押ししてペアリング状態(緑・点滅)にします。
④ 少し待つと接続が完了します。

以上でPCとグローブの接続は完了です。
ここまでの作業は基本的には初回セットアップ時のみの実施で良く、2回目以降はドライバを起動し、グローブ本体の電源を入れることで自動的にPCとの接続が完了します。

キャリブレーション

毎回の起動時や使用中に指の動きがおかしいと感じた際は、キャリブレーション(校正)を行います。

キャリブレーションはドライバの「校正動作(F1)」を押し「開始(Space)」を選択するか、キーボードの「F1」キーを押す、もしくはグローブ本体の電源ボタンを押すことで実施できます。

キャリブレーションはドライバに表示される映像や音声に従って実施します。
① まず手を握り、拳を軽く握りしめます。
② 続いて、指をすべて揃えた状態で指を伸ばします。
③ 最後に指すべてを広げます。
  この時、なるべく力を入れて指を広げるとキャリブレーションが綺麗に完了されます。

キャリブレーション完了後、ドライバの「≡」内にある「ハンドトラッキング」を選択すると、指のトラッキング状況を確認することが出来ます。
ここで指の動きがうまく反映されていない場合は、キャリブレーションをやり直してみましょう!

Steam VRとの接続(Quest 3,ProとVive Trackerを使用する場合)

Quset3やProなどのQuest系VRヘッドセットと、グローブの位置認識用にVive Trackerを使用する場合の接続方法を紹介します。

これは執筆時点(2026/4)の方法となります。
必ず下記公式ドキュメント「ハイブリッド対応環境設定(TK/Tundra)」を確認ください。

Space Calibratorを導入する(必須)

「Space Calibrator」というソフトウェアが必須となりますので、これをインストールします。
Steamからダウンロードが可能なので、ダウンロード&インストールをしましょう!

リンク:https://store.steampowered.com/app/3368750/Space_Calibrator/

のとのと

「Space Calibrator」はQuestなどでVive Trackerを使用する場合に必須のソフトウェアになります。
以下の記事で使用方法などを紹介しているので、合わせて確認してみてください!

Steam VRと接続をする

様々な要因で接続がうまくいかなかったり、Steam VRがシャットダウンしたりする可能性があります。
その場合は後述の『うまく接続ができない場合』の内容を確認してみてください。

① UDCAPドライバを起動し、グローブの電源を入れPCとグローブを接続します
グローブのキャリブレーションは①~④の間までに完了しておきます

② VRヘッドセットの電源を入れ、Steam VRを起動します
PCとVRヘッドセットの接続はVirtual DesktopやSteamLinkなど任意の方法で問題ないと思われます。
(公式ドキュメントにはSteamLinkと記載されていますが、筆者はVirtual Desktopを使用しています。)

デスクトップ上のSteam VRのステータス表示欄にグレーアウトされた手のアイコンが表示されていれば問題ありません。

③ UDCAPドライバからSteam VRに手動接続を行う
UDCAPドライバの「≡」内にある「SteamVR手動接続」を選択します。
するとグレーアウトしていた手のアイコンがUDCAPのロゴが表示された手のアイコンに変わります。
また、VR上ではQuestのコントローラーとIndexのコントローラーが表示されるようになり、Questのコントローラーのトリガーを引いても反応がしなくなります。

④ Vive Trackerの電源を入れ、Space Calibratorを起動し、Vive Trackerを装着する
2回目以降の場合はVive Trackerの電源入れとSpace Calibratorの起動のみで問題無いですが、初回使用時のみVive Trackerの役割設定を行います。
まず、Steam VRの画面から「≡」内にある「設定」選択してウィンドウを開き、「コントローラ」の中にある「トラッカーの管理」を選択します。

トラッカーの一覧が表示されるので、この中からそれぞれの手に使用するトラッカーを選択し、トラッカーの役割を「ハンドヘルド」、手をそれぞれ「左手」「右手」に割り振ります。

⑤ Space Calibratorでトラッカーの座標修正を行う
任意のトラッカーとVRヘッドセットやコントローラーを使用して、トラッカーの座標修正を行います。
頭にキャリブレーション用のトラッカーを設置して自動修正をしている方は、そちらの方法で問題ありません。

コントローラーを使用してキャリブレーションを行う場合、まず左右どちらかのコントローラーとそちらの手に対応するトラッカーを選択します。
この時の選択は、VR上で行う場合はUDCAPグローブにてトリガーを引く、もしくはデスクトップ上のSpace Calibratorにて選択します。
その後、「Start Caliration」をUDCAPグローブ側で人差し指を引いて選択する、もしくはデスクトップ上で選択してキャリブレーションを開始します。
キャリブレーションが開始したら右手を8の字に動かし、キャリブレーションを完了させます。

のとのと

ちなみに…Steamのメニューを開く方法は、コントローラーでは”メニューボタンを押す”でしたが、UDCAPグローブでは”コントローラーユニットのボタン2つを同時押し”になっています。

文字だけでは分かりにくいと思うので、動画でも説明しています!
良ければ参考にしてみてください!

⑥(初回のみ)UDCAPドライバの空間キャリブレーションからVive Trackerを選択する
Steam VRが起動している状態だと、UDCAPドライバの「≡」内にある「空間位置設定」が選択できるようになるので選択します。
右上の「Presetプラン」の中から「Vive Tracker 3.0」を選択します。

以上をすることでSteam VRで使用することが出来るようになります!

上手く接続ができない場合

Steam VRがUDCAPグローブを認識しなかったり、手動接続を実施した際にSteam VRが落ちてしまう原因として以下の内容が考えられます。

① UDCAPアドオンが有効化されていない
Steam VRがUDCAPグローブを認識する為には、Steam VRにUDCAPのアドオンが導入されており、有効化されている必要があります。
ドライバをインストールした際に自動で導入・有効化がされますが、一度確認をしてみましょう。

Steam VRの画面から「≡」内にある「設定」選択してウィンドウを開き、「スタートアップ/シャットダウン」の中にある「アドオンの管理」を選択します。
この中にある「udcap」が「オン」になっていればOKです。

② UDCAPアドオンがシャットアウトされてしまう
他のアドオンにUDCAPのアドオンがシャットアウトされてしまい、Steam VRで認識が出来ない場合があります。
その場合、Steam VRのフォルダに直接UDCAPアドオンのフォルダをコピーし、強制起動させることで解決する可能性があります。

まず、SteamとSteam VRを終了してください。
この時、「×」で閉じるだけでなく、PC右下のインジケーター内のSteamアイコンを右クリックして、「Steamを終了」させておくようにしましょう。

続いて、UDCAPドライバをインストールしたフォルダを開き、その中から「udcap」という名前のフォルダを見つけてコピーします。
最後にコピーした「udcap」ファイルをSteam VRの「drivers」フォルダにコピーします。

Steam VRのフォルダはSteamのライブラリで「ツール」を表示させた状態で、「Steam VR」を右クリックし、「管理」の中から「ローカルファイルを閲覧」を選択することで確認することが出来ます。

③ 他ソフトウェア・アドオンと競合してしまう
他のソフトウェアやアドオンと競合してしまうことで、Steam VRが突然終了(クラッシュ)することがあります。
Steam VRがクラッシュしてしまう場合は、他のソフトウェアやアドオンをすべて無効化し、起動できるかを試してみましょう。
起動できる場合は、1つずつ有効化していき、競合してしまっているソフトウェアやアドオンを見つけましょう。
なお、執筆時点(2026/4)では「htc_rr」と「smooth tracking」は確実に競合をしてしまうようです…

④ ドライバのインストール場所の変更が必要
Quest系ヘッドセットとVive Trackerを併用する場合、ドライバをCドライブ以外に入れる必要があります。
通常ドライバ系はCドライブにインストールすることが多いと思いますが、Cドライブ以外に保存して試してみましょう。

その他、上手くいかない場合は以下の「よくある質問」も確認してみてください。
それでも解決しない場合は、公式サポートに問い合わせてみましょう…

まとめ

今回の記事では「UDCAP VRグローブ」の製品や内容物、セットアップ方法を紹介しました!

次の記事では実際にVRChatで使用してみたレビューをしてみるので、是非そちらも確認してみてください!