VRChat日本チーム初主催イベント「VRCTanabata七夕」の裏話をディレクターに聞いてみた。

7月11日23時11分(午後11時11分)に開催された、VRChat日本チーム初主催イベント「VRCTanabata七夕」。会場となった公式ホームワールドには多くのユーザーが集まり、23時11分には夜空を彩る花火が打ち上げられ、大きな盛り上がりを見せました。

今回のイベントは、VRChat日本チームとして初めて開催された公式イベントです。
※過去にも開催実績がありましたら、調査不足となります。ご了承ください。

また、本イベントはSpiceOfVRinksの協力のもと開催され、当日は多くの参加者で賑わいました。

イベント全体のプロジェクトディレクターを務めたのは、SpiceOfVRinks代表の獅子堂つかさ。

そこで今回は、「VRCTanabata七夕」はどのように企画され、当日はどんな苦労があったのか。そしてイベント終了後だからこそ話せる裏話まで、獅子堂つかささんにたっぷりお話を伺いました。

今回プロジェクトディレクターを務めた獅子堂つかささんが、どのような方なのか気になる方も多いと思いますので、まずは簡単なプロフィールをご紹介します。

獅子堂つかささん

プロフィール:VRChatのコミュニティ文化を紹介する団体「SpiceOfVRinks」代表・獅子堂つかさ。
今回、VRChat日本チーム初主催イベント「VRCTanabata七夕」では、プロジェクトディレクターを担当。

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実際に色々聞いてみましょう!!

きっかけについて

まずは皆さん気になるVRChat日本語公式とは、どういった経緯で関わるようになったのでしょうか?

獅子堂つかさ獅子堂つかさ

以前開催されましたオフライン交流会「VRChat Community Meetup June」にて、たまたま隣の席に居た人に話し掛けたら公式の方だったという経緯で知り合いました

なるほど、Community Meetup Juneがきっかけだったんですね。SNSでも参加者から好評な声が多く、とても魅力的な交流会だった印象があります。

日本チームが七夕イベントを開催することになった経緯を教えてください。

獅子堂つかさ獅子堂つかさ

日頃から日本のVRChatのコミュニティーの盛り上がりを公式の方も見ており、とても盛り上がっている様子を見て自分達公式もイベントを主催してみたいと思っていたそうですが、リソースやノウハウも少なく主催をする事が難しいと判断されていたのですが、今回そのお話が出た際に周りにいた日本のユーザーの方々が皆で協力してサポートするから公式の方も是非主催やってみてくださいと背中を押して
公式の方も重い腰をあげて開催を決意した感じです。

獅子堂つかささんがプロジェクトディレクターを務めることになった理由や経緯は何だったのでしょうか?

獅子堂つかさ獅子堂つかさ

今回開催をするにあたり開催まで2日前と、かなり無理のあるスケジュールとなっていた為スピード最優先で出来る組織の私の所が今回プロジェクトディレクターを任された感じです

2日前!? それは想像以上でした(笑)。ここまで短い準備期間だったとは驚きです。

企画等について

ディレクター就任はいつ頃決まったのでしょうか?また、準備期間はどれくらいありましたか?

獅子堂つかさ獅子堂つかさ

7/8 深夜2時にイベントの話自体は出ました
7/9 17時頃にVRChat日本チームが主催する事が決まったのでそこから準備開始だったので 開催2日ほど前ですね。

やっぱり開催準備は2日でドタバタだったんですね(笑)。正直、もっと前から決まっていて、準備を進めていたものだと思っていました。

一番最初に「これはやろう」と決まった企画は何だったのでしょうか?

獅子堂つかさ獅子堂つかさ

初開催の為絶対に記録に残した方が良いと思い、配信企画を立てました

当日の様子はこちらのYouTubeで配信されていました。

没になったアイデアや企画はありますか?

獅子堂つかさ獅子堂つかさ

インスタンス数を10以上用意する やみくもにインスタンスを建てるのは良くないとトータさんにアドバイスをいただき辞めました

裏話などをお伺いしていきます!!

今回、一番苦労したことは何でしたか?

獅子堂つかさ獅子堂つかさ

とにかく時間がなかったので、最短で必要な事だけを選ぶ事ですね どの行動にも必要最低限の時間で進める必要もあり、間違いや不要な行動はできないプレッシャーがありました

やはり準備期間の短さとミスができないという点ですよね。

「実はこんなことが起きていました」という裏話があればぜひ教えてください。

獅子堂つかさ獅子堂つかさ

イベント当日は、事前に聞いていた人数よりも多くの公式の方が会場を見に来ていました。

皆さん興味津々な様子で、イベント中のお客さんたちを眺めていました。

また、今回はインスタンスの上限を32人から80人に変更していました。VRChatホームワールドで上限が80人になり、実際に80人が集まったのは初めてだったのではないかと思っています。

ひねりひねり

たしかに今32人に戻ってますね。実際80人は入れる必要が無いようなワールドですので、そういった意味合いですと凄く激レアな1日だったと思います。

11時11分の花火について

あの瞬間、ディレクターとしてはどんな気持ちで見ていましたか?

獅子堂つかさ獅子堂つかさ

花火のカウントダウンを各インスタンスでディスコード通話を繋いでおこなっていたのですが
400人が一斉にカウントダウンを10・9・8~としていたのは皆の気持ちがつながっている感じがして感動しましたね

当日のイベントの様子が分かる動画を公開してくださったスタッフの方もいらっしゃいますので、こちらもご紹介します。

ここからは、さまざまなイベントを手がけてきたSpiceOfVRinks代表としての視点から、今回のイベントについてさらに詳しく伺います

SpiceOfVRinksとしてこれまで様々なイベントを開催されていますが、今回の公式イベントならではの難しさはありましたか?

獅子堂つかさ獅子堂つかさ

これがVRChat公式 VRChat日本チームの初イベントという日本ユーザーにとっては大事な意味があるイベントであるというプレッシャーがありました 初の公式イベントと考えると、どう皆さんの良い思い出として記録に残せるのかが難しかったです

やはり、普段のイベントとはまた違う責任感があったんですね。

普段のコミュニティイベントとの違いは感じましたか?

獅子堂つかさ獅子堂つかさ

これまでイベント主催に慎重だった公式の方々なので、進行がうまくいかなければ、今後の開催を諦めてしまうのではないかという懸念がありました。

そのため、安全かつ確実にイベントを成功させ、今後も開催できるという安心感を公式の方々に示さなければならないというプレッシャーがありました。

最後に

イベント終了後、一番最初に思ったことは何でしたか?

獅子堂つかさ獅子堂つかさ

予定していた5つすべてのインスタンスを、満足度の高い形で無事に終えることができました。そのため、「このイベントは大成功だった」と胸を張って言えると実感しました。

ここからは、公式の方々にも今回のイベントが大成功だったことを大々的に発信していただき、また次回も開催してもらえるようにしなければならないと思いました。

一回限りで終わらせず、今後も公式の方々にイベントを主催したいと思ってもらいたいです。

ひねりひねり

確かに、今後も公式さんを絡めて様々なイベントが出来たら日本のVRChatは更にいい方向に向かうと思いますので、ぜひまた第2回、第3回といった形でと言った形でユーザーが楽しめるイベントがある事を私自身も楽しみに待ってます。
※記事のネタにもすっごくありがたいですしw

もし今回のイベントを100点満点で自己採点すると何点でしょうか?また、その理由も教えてください。

獅子堂つかさ獅子堂つかさ

100点満点です。

初主催を決意してくださったVRChat日本チームの皆さんの気持ちも素晴らしいと思いますし、そのために集まり、協力してくださった日本コミュニティのユーザーの皆さんも、全力でサポートしていて素晴らしかったです。

花火のカウントダウンでは、皆で一緒に声を合わせていたこともあり、日本ユーザー同士のつながりを感じられて楽しかったです。

全員が自分にできることを考え、ベストを尽くした結果だと思えば、文句のつけどころはありません。最高のチームでした。

今だから話せる裏話があればぶっちゃけて教えてください。

獅子堂つかさ獅子堂つかさ

元々は、各イベント団体がそれぞれ七夕イベントのインスタンスを立てる予定でした。スパぶいも一つインスタンスを立て、それぞれ別々に開催する予定でした。

本来であれば、今回のような公式イベントは実現しなかったと思います。

本当に様々な偶然やタイミングが重なった結果、今回の公式イベントが実現したんですね。

今回のイベントを企画する際、誰に相談し、協力を依頼するかについて、判断の目安などがあれば教えてください。

獅子堂つかさ獅子堂つかさ

公式のイベントであり、初開催かつ大規模になることが予想されるイベントでしたので、次の2点を基準にしました。

・VRChat歴が長く、さまざまな出来事をよく知っている方
どのようなトラブルが起きる可能性があるのか、どのような配慮が必要なのかを相談できる方です。

・最近のイベント事情に詳しく、企画や運営の経験がある方
日々進化している日本のイベントコミュニティに精通し、普段からアドバイスをしているような方です。

この2点を踏まえ、開催まで時間がなかったこともあり、協力してくださりそうな方々にお声がけしました。

最後に VRChatにはイベントを開催してみたいと思っている方も多いと思います。今回の経験を踏まえて、「まず最初に大事なこと」を一つ挙げるとしたら何でしょうか?

獅子堂つかさ獅子堂つかさ

まず大切なのは、「自分の好きなことを皆にも知ってもらい、共感してほしい」という気持ちではないでしょうか。

今回でいうと、VRChat日本チームの皆さんが日本コミュニティのことを好きだからこそ、自分たちもイベントを主催し、日本のVRChatコミュニティを盛り上げたいという気持ちで開催されたのだと思います。

実際にイベント中、公式の方々が各インスタンスを見て回っていました。少しソワソワしながら皆さんの様子を見守っている姿が初々しく、かわいらしかったです。参加者の皆さんが七夕イベントを楽しんでいる姿を見て、とても喜んでいるように感じました。

キャストやスタッフの仲間、お客さんに何を伝え、何に共感してもらいたいのかを考えることが大切なのではないかと思います。

ひねりひねり

ありがとうございました。

今だから話せる裏話や今後の展開、新しくイベントを開催したいと考えている方へのポイントなど、色々根掘り葉掘りお伺いさせて頂きました。今回のインタビューで一番驚いたのは、開催2日前というほぼ白紙の状態から、日本公式チームと日本コミュニティがタッグを組み、この規模のイベントを成功へ導いたことでした。

次回は、また別の日本のイベント団体と協力した公式イベントが開催されるかもしれません。VRChat日本語公式の皆さんに、また第2回、第3回とイベントを開催したいと思っていただけることを願い、本記事を締めくくらせていただきます。

獅子堂つかささん
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