VRChat向けUnityプロジェクトのバックアップと復元方法

衣装やツールを追加したあとにUnityがエラーになると、「昨日までの状態へ戻したい」と思っても、バックアップがなければ戻せません。アップデート前に何を保存すればよいか分からず、不安な方も多いと思います。

この記事では、VCCとALCOMの操作、Windows 11でプロジェクトをZIPへ圧縮する方法、バックアップから復元する方法を、実際の画面に沿って説明します。容量を小さくする方法や、復元できない時の確認箇所もまとめました。

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迷ったらこの5ステップでバックアップ

  1. UnityでCtrl + SとFile → Save Projectを実行する
  2. Unityを閉じ、VCCの三点メニューからCreate Backupを選ぶ
  3. バックアップZIPが作成され、開けることを確認する
  4. ZIPを外付けストレージまたはクラウドにもコピーする
  5. 別フォルダへ展開し、VCCのAdd existing projectから開けるか試す
VRChat向けUnityプロジェクトをバックアップして復元確認する5ステップ
なつきなつき

大きな改変の前にバックアップを1つ作っておくだけで、失敗しても作業前へ戻れます。普段VCCを使っている方は、次のCreate Backupから試してみてください!

VRChatのUnityプロジェクトをバックアップする方法と選び方

普段VCCを使っているならCreate Backup、ALCOMを使っているなら「バックアップ」を選びます。大きな更新の前だけは、ツールで作るZIPに加えて、プロジェクトフォルダの完全コピーも残してください。

方法初心者向け容量向いている場面
VCCのCreate Backupかんたん比較的小さいSDK・VPMパッケージ・Unityバージョンの更新前
ALCOMのバックアップかんたん設定によるALCOMでプロジェクトやVPMパッケージを管理している時
プロジェクトフォルダを丸ごとコピーしてZIP圧縮かんたん大きい重要な節目、VCCの除外対象も含めて残したい時
Gitなどのバージョン管理+別媒体への保存中級者向け設定による日々の変更履歴を細かく戻したい時

VRChat公式は、VCCのバックアップ機能を新しいクリエイターにおすすめしています。手動の場合は、Unityプロジェクトのフォルダ全体を別の場所へコピーする方法も案内しています。

Gitは「どのファイルをいつ変更したか」を細かく戻す用途に便利です。ただし、PCの故障やリポジトリ設定ミスに備えるには、ZIPや別媒体へのバックアップも必要です。最初はVCCのバックアップと日付入りZIPから始め、変更履歴が必要になった段階でGitを検討できます。

VRChat公式の案内では、VCCのバックアップはUdon、UdonSharp、VRChat Examplesという名前のフォルダをバックアップしないとされています。これは、Assets内の別フォルダに保存したUdonスクリプトが一律で除外されるという意味ではありません。該当フォルダ内を直接変更している場合は、プロジェクトフォルダの完全コピーも作ってください。

バックアップを取るタイミング

次の作業をする前は、バックアップを作っておくと安心です。

  • UnityやVRChat SDKのバージョンを変更する前
  • VCCでシェーダーや改変ツールを追加・更新・削除する前
  • BOOTHなどからダウンロードしたunitypackageをインポートする前
  • アバターへ新しい衣装・髪型・ギミックを導入する前
  • Animator Controller、Expression Menu、Parametersを大きく変更する前
  • Avatar Optimizerなどで軽量化する前
  • ワールドのシーン、Udon、ライティング、ベイク設定を大きく変更する前
  • PCの初期化、買い替え、ストレージ交換をする前

特に「今から元に戻しにくい作業をする」と感じた時が、バックアップのタイミングです。

アバター改変の全体の流れを確認したい方は、先に「アバター改変なび」もご覧ください。

バックアップを作る前の準備

バックアップを始める前に、Unityプロジェクトを保存して現在の状態を控えます。

1. Unityでシーンとプロジェクトを保存する

Unityを開いている場合は、Ctrl + Sで現在のシーンを保存します。複数のシーンを編集している場合は、必要なシーンが保存済みか確認してください。

次に、Unity上部のFile → Save Projectも実行しておくと安心です。

Ctrl + Sは現在の編集内容を保存する操作であり、別の場所へバックアップを作る操作ではありません。

2. 現在の状態を確認する

バックアップから復元した後に比較できるよう、次の状態を確認しておきます。

  • UnityのConsoleに赤いエラーが出ていないか
  • VCCのManage Projectに表示されているパッケージとバージョン
  • アバターやワールドを保存しているシーン名
  • 改変中のアバターPrefabとHierarchy上の名前
  • 使用しているUnityのバージョン

もし元からエラーが出ている場合は、エラー画面のスクリーンショットも残しておきましょう。復元後に新しく発生したエラーかどうかを判断しやすくなります。

Unityのエラー表示が分からない方は、こちらの記事も参考にしてみてください。

3. Unityを閉じる

保存が終わったら、バックアップ対象のUnityプロジェクトを閉じます。

Unityがファイルのインポートやコンパイルをしている途中では閉じず、右下の進行表示が止まってから終了してください。VCCのCreate Backupを使う場合は、Unityだけを閉じてVCCは起動したままで大丈夫です。

VCCのCreate Backupでバックアップする手順

先にVCCの手順を説明します。対象のプロジェクトを選んでCreate Backupを押すだけなので、手動でフォルダを探して圧縮するより操作が少なく済みます。

VCCやUnityの導入がまだの方は、VCCとUnityの導入方法を先に確認してください。

1. VCCで対象のプロジェクトを確認する

VCCを開き、左側のProjectsからバックアップしたいプロジェクトを探します。

似た名前のプロジェクトが複数ある場合は、表示されている保存先を確認し、今まで改変に使っていたプロジェクトを選んでください。

2. 三点メニューからバックアップを選ぶ

VCCのプロジェクト右側にある三点メニューを開き、「Create Backup」を選択します。

VCCのCreate BackupからUnityプロジェクトをバックアップする画面
出典:VRChat公式「Upgrading Projects to 2022」

バックアップが始まったら、完了するまでVCCを閉じずに待ちます。プロジェクトの容量によっては時間がかかります。

3. バックアップZIPの保存先を確認する

VCC公式FAQでは、既定の保存先として次のフォルダが案内されています。

%LocalAppData%\VRChatCreatorCompanion\Project Backups

ただし、VCCのSettings → General → Backupsで保存先を変更している場合や、VCCと設定を共有するALCOMを併用している場合は、上のパスでは開けません。VCCのSettings → General → Backupsに表示されている実際の保存先を確認し、そのパスをエクスプローラーのアドレスバーへ貼り付けてください。

バックアップをまだ一度も作成していない場合は、保存先フォルダ自体が作成されていないこともあります。VCCでCreate Backupを実行したあと、もう一度確認しましょう。Cドライブの空き容量が少ない場合は、Settings → General → Backupsで保存先を容量に余裕のあるドライブへ変更してください。

4. ZIPファイルを開けるか確認する

バックアップフォルダにZIPファイルが作られていることを確認します。ファイルサイズが0KBではなく、ZIP直下、またはフォルダを1つ開いた先にAssets、Packages、ProjectSettingsなどが見えれば、ひとまずバックアップは作成できています。

作成したZIPは同じPCの同じドライブに置いたままにせず、外付けSSD・HDDやクラウドストレージにもコピーします。

UnityプロジェクトのAssets、Packages、ProjectSettingsフォルダ

ALCOMでUnityプロジェクトをバックアップする手順

普段ALCOMでプロジェクトやVPMパッケージを管理している方は、プロジェクト一覧の「バックアップ」ボタンからZIPを作れます。

※ALCOMはコミュニティによって開発されている非公式ツールです。利用する際は、公式サイトやGitHubの案内を確認してください。

1. プロジェクト一覧で「バックアップ」を選ぶ

ALCOMを開き、対象プロジェクトの右側にある緑色の「バックアップ」を選択します。Unityで保存を済ませ、対象プロジェクトを閉じてから実行してください。

ALCOMのプロジェクト一覧からバックアップを選ぶ画面

2. バックアップ設定を確認する

左側メニューの「設定」を開き、「バックアップ」欄までスクロールします。番号1で保存先、番号2で保存形式、番号3でVPMパッケージ本体を含めるかどうかを確認できます。

ALCOMのバックアップ保存先・保存形式・VPMパッケージ設定

「バックアップにVPMパッケージの本体を含まないようにする」がオフ、つまり未チェックの場合は、VPMパッケージ本体もバックアップに含まれます。LibraryやTempなど、ほかの除外対象まで含まれるという意味ではありません。

Unityプロジェクトを丸ごとコピーしてZIP保存する手順

VCCの除外対象まで含めて残したい場合は、Unityプロジェクトのフォルダを自分でコピーします。容量は大きくなりますが、重要な更新前の保存に向いています。

1. Unityプロジェクトのフォルダを確認する

Unityプロジェクトの一番上のフォルダには、通常は次のようなフォルダがあります。

  • Assets
  • Packages
  • ProjectSettings
  • Library
  • Logs
  • Temp
  • UserSettings

このうち、Assets、Packages、ProjectSettingsが同じ階層に並んでいる場所がプロジェクトのルートフォルダです。

Unityプロジェクトのバックアップに必要なフォルダ構成

2. プロジェクトフォルダを別の場所へコピーする

Unityを閉じた状態で、プロジェクトのルートフォルダを丸ごとコピーします。元のプロジェクトと見分けられるよう、コピー先の名前に日付と作業前の状態を入れておくと分かりやすいです。

例:

  • ChiffonAvatar_2026-07-25_before-liltoon-update
  • MyWorld_2026-07-25_before-sdk-update
Unityプロジェクトの元フォルダ、復元用フォルダ、バックアップZIP

元プロジェクトの中へバックアップフォルダを作らないでください。バックアップがバックアップ自身を含んでしまい、容量が増えたりコピーに失敗したりする原因になります。

3. コピーしたフォルダをZIPへ圧縮する

コピーが終わったら、コピーしたフォルダを右クリックします。Windows 11では「ZIP ファイルに圧縮する」を選択してください。Windows 10や使用中の圧縮ソフトによっては、送る → 圧縮(zip形式)フォルダーと表示されます。

Windows 11の右クリックメニューで圧縮先からZIPファイルを選ぶ操作

圧縮後はZIPを開き、プロジェクト名のフォルダを1つ開いた先にAssets、Packages、ProjectSettingsがあることを確認してください。

バックアップに必要なフォルダと容量を小さくする方法

Unity公式では、Libraryは再生成できるキャッシュフォルダと案内されています。容量を小さくしたい場合は、Unityを閉じた状態でコピー側のLibraryとTempを除外できます。

フォルダバックアップ内容
Assets必須アバター、衣装、マテリアル、テクスチャ、シーン、Prefab、.metaなど
Packages必須manifest.json、packages-lock.json、vpm-manifest.jsonなど、VPM・UPMパッケージの構成やバージョン情報
ProjectSettings必須Unityのプロジェクト設定、使用バージョン情報
Library省略可能Unityが再生成するインポート済みキャッシュ。省略すると初回起動が長くなる
Temp、Logs、obj基本は省略可能一時ファイル、ログ、生成物
UserSettings任意エディターの個人設定

Unityの.metaファイルには、各アセットのIDやインポート設定が保存されています。.metaがなくなるとマテリアルからテクスチャの参照が外れたり、Prefabの参照が切れたりするため、Assetsフォルダは中身を選別せず、そのまま保存してください。

VPMの公開パッケージは、vpm-manifest.jsonなどの情報をもとにResolverが再取得できる場合があります。ただし、ローカルだけで使っているパッケージや配布終了したパッケージは再取得できない可能性があります。元のZIP、VPMリポジトリ、ユーザーパッケージの保存先も別に残しておくと安心です。

別のPCへ復元する場合は、使用していたコミュニティVPMリポジトリもVCCへ再登録してください。vpm-manifest.jsonにパッケージ情報が残っていても、リポジトリが未登録だったり、対象バージョンの配布が終了していたりすると、Resolverで復元できない場合があります。

どのフォルダを省けるか判断できない場合は、容量を減らさずにプロジェクトフォルダを丸ごとコピーしてください。

バックアップZIPからUnityプロジェクトを復元する手順

ここからは、作成したZIPを実際に復元します。元プロジェクトは触らず、別フォルダへ展開して確認します。

壊れたかもしれない元プロジェクトへ、バックアップの中身を直接上書きしないでください。必ず別のフォルダへ展開し、復元したコピーとして確認します。

VCCのバックアップZIPを別フォルダへ展開して復元確認する流れ

1. バックアップZIPを別の場所へコピーする

外付けドライブやクラウドに保存していた場合は、まずバックアップZIPをPCへコピーします。

復元確認中にバックアップ自体を変更しないよう、元のZIPはそのまま残してください。

2. 短く分かりやすいパスへ展開する

ZIPを右クリックし、「すべて展開」を選びます。

Windows 11の右クリックメニューでバックアップZIPからすべて展開を選ぶ操作

「圧縮(ZIP形式)フォルダーの展開」が開いたら、元プロジェクトとは別の場所を入力します。次のように短いパスを指定してください。

C:\VRChatProjects\ChiffonAvatar_Restored_2026-07-25
Windows 11の圧縮フォルダー展開画面でUnityプロジェクトの復元先を指定する操作

パスが長すぎると、VCCでバックアップを作れない、パッケージが見つからない、ZIPを展開できないといった問題が起こることがあります。

3. Unityプロジェクトのルートを確認する

展開後、Assets、Packages、ProjectSettingsが同じ階層にあるか確認します。

ZIPの中にプロジェクト名のフォルダが入っている場合は、1つ下の階層がUnityプロジェクト本体です。VCCへ追加する時は、この3つのフォルダが見える階層を選びます。

復元したUnityプロジェクトのルートフォルダ

4. VCCのAddから既存プロジェクトとして追加する

VCCを開き、左側のAddをクリックします。Add existing projectを選び、復元したUnityプロジェクトのルートフォルダを指定してください。

追加後、VCCのProjects一覧に復元したプロジェクトが表示されればOKです。

5. すぐ更新せず、そのままプロジェクトを開く

復元直後は、SDK・シェーダー・VPMパッケージを先に更新せず、バックアップ時の状態で開きます。

ProjectSettings/ProjectVersion.txtには、そのプロジェクトが最後に使ったUnityバージョンが記録されています。VCCで表示されるUnityバージョンを確認し、できるだけ同じバージョンで開いてください。

2026年7月25日の調査時点で、VRChat公式の対応Unityは2022.3.22f1です。ただし、対応バージョンは変更される可能性があります。古いバックアップをいきなり別バージョンのUnityで上書き変換せず、まずバックアップ時のバージョンで復元できるか確認しましょう。

6. Unityの読み込みが終わるまで待つ

バックアップからLibraryを省いた場合、Unityはアセットを最初から再インポートします。プロジェクトによってはかなり時間がかかるため、途中でUnityを終了しないでください。

7. シーン・アバター・エラーを確認する

Unityが開いたら、次の順番で確認します。

  1. Assets内から以前使っていたシーンを探して開く
  2. Hierarchyにアバターやワールドのオブジェクトがあるか確認する
  3. マテリアルやテクスチャが正しく表示されるか確認する
  4. Expression Menuやギミックを使っていた場合は設定を確認する
  5. Window → General → Consoleを開き、赤いエラーが増えていないか確認する
  6. VRChat SDKのBuilderで重大なエラーがないか確認する

復元確認では、すぐにVRChatへアップロードする必要はありません。まずUnity上で、バックアップ時の状態に戻っていることを確認しましょう。

なつきなつき

私は、別フォルダへ展開してシーンが開くところまで確認できたものを「使えるバックアップ」と考えています。ZIPを作った日だけで終わらせず、一度だけ復元テストもしてみてください!

バックアップ・復元でよくある失敗と対処法

VCCのバックアップZIPが見つからない

VCCのSettings → General → Backupsで、現在設定されている保存先を確認します。VCC公式FAQで案内されている既定パスは次の場所です。

%LocalAppData%\VRChatCreatorCompanion\Project Backups

このパスを貼り付けてエラーになる場合は、VCCに表示されている実際の保存先と一致していない可能性があります。Settings → General → Backupsに表示されたパスを、エクスプローラーのアドレスバーへ貼り付けてください。

ALCOMを併用している環境では、たとえば次の場所が保存先として設定されている場合があります。

%UserProfile%\ALCOM\Backups

バックアップをまだ一度も作成していない場合は、保存先フォルダ自体が存在しないこともあります。先にCreate Backupを実行してから、もう一度確認しましょう。

バックアップできない・パッケージが見つからない

VCC公式FAQでは、プロジェクトまでのパスが長すぎることが主な原因として案内されています。

復元先やプロジェクト名を短くして、C:\VRChatProjects\Avatar01のような場所で試してみてください。

Unityプロジェクトの長い保存先と短い保存先の比較

復元したら何もないシーンが開いた

UnityがMain CameraとDirectional Lightだけの空のシーンを開くことがあります。すぐにデータが消えたと判断せず、ProjectウィンドウのAssets内で.unityのシーンファイルを探し、以前使っていたシーンを開いてください。

Sceneを保存せずUnityを閉じていた場合、その未保存分はバックアップにも入りません。バックアップ前のCtrl + Sが大切です。

マテリアルがピンク・Missing Scriptが出る

復元直後にマテリアルがピンクになった場合は、必要なシェーダーやVPMパッケージが復元されているか、VCCのManage Projectで確認します。

いきなり複数のunitypackageを上書きインポートせず、まず次を確認してください。

  • Packagesフォルダがバックアップに含まれているか
  • VCCで正しいプロジェクトを開いているか
  • バックアップ時と同じUnityバージョンか
  • VCCのManage Projectに必要なパッケージが表示されているか
  • Consoleの最初の赤いエラーは何か

シェーダーやVCC対応ツールの管理方法は、こちらの記事でも紹介しています。

ZIPはあるのに壊れていて開けない

圧縮中にPCを終了した、保存先の空き容量が足りなかった、外付けドライブのコピーが終わる前に取り外した、といった可能性があります。

バックアップ作成後は、次の3点を確認しましょう。

  • ZIPのファイルサイズが0KBではない
  • ZIPを開いてフォルダ一覧を表示できる
  • 別の場所へ最後まで展開できる

unitypackageを書き出せばバックアップになる?

Assets → Export Packageは、選んだアセットを別のUnityプロジェクトへ移す用途には便利です。しかし、プロジェクト全体の設定やVCCのパッケージ構成を含めた完全なバックアップとしては扱いにくい方法です。

VRChat公式も、プロジェクト全体をUnity Packageとして書き出す方法は時間がかかり、エラーの原因になるためおすすめしていません。復元用にはVCCのCreate Backupか、プロジェクトフォルダのコピーを使いましょう。

クラウド同期だけで大丈夫?

OneDriveやGoogle Driveなどの同期フォルダ上で、展開したUnityプロジェクトを直接開いて作業するのは避けましょう。同期競合や不完全なアップロード・ダウンロードによって、ファイルの欠損やプロジェクトの破損が発生する可能性があります。作業用プロジェクトはローカルに置き、Unityを閉じてから作成したZIPファイルをクラウドへ保存する方法が安全です。

バックアップを安全に保管する3つのコツ

アバター1体を長く改変したり、ワールドを継続して制作したりする場合は、1つのバックアップを上書きし続けないようにします。

日付と作業内容をファイル名に入れる

次のように、いつ・何の前に作ったか分かる名前にします。

  • Avatar_2026-07-25_before-outfit.zip
  • Avatar_2026-07-25_ready-to-upload.zip
  • World_2026-07-25_before-sdk-update.zip

「最新」「新しい」「完成版」だけでは、数か月後に違いが分からなくなりやすいです。

3-2-1で保存する

より安全に残したい場合は、一般的な3-2-1バックアップを意識します。

  • 重要なデータを合計3つ持つ
  • 2種類の保存先を使う
  • 1つは災害や故障で同時に失わない遠隔地またはクラウドへ置く

たとえば、作業中のUnityプロジェクト、外付けSSDのZIP、クラウドストレージのZIPという形です。

UnityプロジェクトをPC、外付けSSD、クラウドへ保存する3-2-1バックアップ

ときどき復元テストをする

大切なバックアップは、月に1回、または大きなアップデート前に、別フォルダへ展開してVCCへ追加できるか確認してみてください。

確認用の復元プロジェクトは、元のプロジェクトと混同しないよう_RestoreTestを付けると分かりやすいです。

Gitで変更履歴を管理する方法もありますが、画像・FBX・PSDなど大きなファイルが多いUnityプロジェクトではGit LFSなどの知識が必要です。まずはVCCのバックアップと日付入りZIPを別の保存先へ置き、必要になった段階でGitへ進めます。

まとめ

VRChat向けUnityプロジェクトのバックアップは、VCCの三点メニューからCreate Backupを選ぶのが一番手軽です。より確実に残したい時は、Unityを閉じてプロジェクトフォルダを丸ごとコピーし、日付入りのZIPへ圧縮します。

復元する時は、元プロジェクトへ上書きせず、別の短いパスへ展開してVCCのAdd existing projectから追加してください。

  • 大きな改変・パッケージ更新・Unity更新の前にバックアップする
  • バックアップ前にCtrl + SとFile → Save Projectを実行する
  • 初心者はVCCのCreate BackupかALCOMのバックアップ機能を使う
  • 完全に残したい時はプロジェクトフォルダを丸ごとコピーする
  • Assets、Packages、ProjectSettingsと.metaは必ず残す
  • 容量を減らす場合はLibraryなどの再生成できるフォルダを省く
  • 復元先は元プロジェクトと別にし、VCCから開けるか確認する
  • ZIPは外付けドライブやクラウドにも保存する

最初の1つは、今使っているUnityプロジェクトをVCCからバックアップします。作成したZIPを別フォルダへ展開し、VCCから開ければ復元テストまで完了です。

これからアバターのアップロードまで進めたい方は、こちらの記事も合わせてご覧ください。