【Unity時短】Blenderとの往復が快適に!上書き保存ツール「unity-overwriter」導入方法・使い方解説

アバター制作や改変作業をしていると、BlenderとUnityの行き来は避けられませんよね。

「Blenderで制作→Unityに持ち込み→不備に気づく→Blenderで修正→Unityに再持ち込み」……このようなループに陥っているのはきっと私だけではないはず。

ちょっとした貫通を直したいだけなのに、再持ち込みの度にFBXやコンポーネントの設定をやり直すのは非常に手間ですし、モチベーションにも大きく関わってくるかと思います。

今回は、そんな「再持ち込みによる設定し直し」の悩みを一発で解決してくれるUnity拡張ツール「unity-overwriter」をご紹介します!

私自身、モデリングを始めてからと言うもの、一度も手放すことなく愛用し続けています。改変を楽しんでいる方から自作モデラーさんまで、作業効率を上げたい方はぜひ参考にしてみてください!

ちとせちとせ

本記事はちとせがお送りいたします。

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unity-overwriterとは|どんな人におすすめ?

今回紹介する「unity-overwriter」は、その名の通りUnity上で用いる拡張ツール。同じ名前のアセット(ファイル)を再インポートした際の、上書き保存を可能にしてくれるというものです。

アプリ開発等を行う、AMAGAMI様によって無料で公開されています。

配布先URL:GitHub|ina-amagami/unity-overwriter

文面だと何を言っているのかよく分からないかと思いますので、Unity上での実際の挙動をご覧いただければと思います。

まずは通常の挙動。BlenderでエクスポートしたFBXファイルをUnityに入れ直したところ、有無を言わさず「chitose 1」という別ファイルが追加されたことが分かります。

上書きはされず「chitose 1」という別ファイルを生成

続いてunity-overwriterを入れた場合の挙動です。FBXファイルをドラッグ&ドロップすると、今度は「アセットを置き換えますか?」というウィンドウが現れるように。ここで「置き換える」を選択すると、新規ファイルが増えることなく、上書き保存されていることが分かるかと思います!

別ファイルは増えず、変更を加えたメッシュ(前髪)だけ更新された

もちろんAsset欄の見た目だけでなく、マテリアルやコンポーネントといった内部の設定もしっかり維持したまま。修正したメッシュデータ等だけを綺麗に上書きしてくれるようになります。

  • 普段からBlender-Unity間を頻繁に往復している
  • 再インポート時の設定し直し作業に頭を抱えている

改変作業やモデル制作等で、上記のようなお悩みを感じている方に、特におすすめの拡張機能です。導入いただけば、きっとその利便性を感じていただけるかと思います!

ちとせちとせ

一度使うと、手放せなくなること間違いなしです。

注意点

unity-overwriterは、公開から3年程経過しているやや古めのツールです。現状使っていて特に不具合は感じていませんが、今後Unityのアップデート等により突然使えなくなったり、何らかの脆弱性が見つかったりする可能性もゼロではない点には、十分ご留意ください。

unity-overwriterの導入方法

ここからは、実際にunity-overwriterを導入していきましょう!

「GitHub」というソフトウェア開発用プラットフォームからダウンロードする必要があるため、慣れていない方でも進められるように詳しく解説していきます。

まずは、unity-overwriterが公開されているGitHubのページにアクセスしてください。

配布先URL:GitHub|ina-amagami/unity-overwriter

ネコのようなアイコンが特徴的な、黒を基調としたページに遷移するかと思います。アクセスできたら、緑色の「<> Code▼」というボタンをクリックしましょう。

緑ボタンをクリックすると、以下のようなメニューが展開されます。一番下にある「Download ZIP」からunity-overwriterをダウンロードできますので、クリックしてください。

「unity-overwriter-master」というZIPファイルがダウンロードできたかと思います。右クリックから解凍しておきましょう。

解凍したフォルダを開いていくと、何やらたくさんのファイルが入っていて困惑してしまいそうになります。ただ、この中で押さえておけばいいのは「package.json」のみ。これがunity-overwriterの本体です!

ここまで準備ができたら、Unityを起動して導入を行なっていきましょう。上部メニュー「ウィンドウ」から「パッケージマネージャー」を開きます。

パッケージマネージャー上部メニューの左端にある「+▼」マークをクリックすると、どのような方法で拡張機能を追加するかの選択メニューが現れます。ここでは「ディスクからパッケージを加える」を選んでください。

すると「ディスクのパッケージを選択」として、エクスプローラが立ち上がるかと思います。ここで、先ほどダウンロード・解凍しておいたフォルダの中から「package.json」を選択しましょう。

以下のように、自動でパッケージのインストールが始まります。

インストール終了後、パッケージマネージャー内に「Overwriter」という項目が追加されていれば、無事導入は完了です!

ちとせちとせ

Asset欄にドラッグ&ドロップするタイプと違い、やや手順が複雑です。ゆっくり確認しながらやってみてください!

unity-overwriterの基本的な使い方

unity-overwriterを使う上で、覚えるべきルールはたった一つです。それは「Blenderでエクスポートする際、Unityにある元ファイルと同じファイル名にすること」。これだけです。

Blenderで出力したファイルとUnity上のファイル、この2つの名前さえ合っていれば、ドラッグ&ドロップをした際に上書き保存が可能になります。

具体的な作業の流れとしては、以下の通りです。

作業概要詳細
1Unityにファイルをインポート制作したFBXファイル等を、Unityの「Assets」欄へインポートする
2Blenderで修正Unity上で見つかった不備を直すために、Blenderに戻って調整作業を行う
3同名でエクスポートBlenderでの修正後、手順1でUnityに入れたファイルと同じ名前でエクスポートする
4Unityへドラッグ&ドロップBlenderでエクスポートした同名のファイルを再度Unityに持ってくる
5上書きの確認over-writerが導入されていれば「置き換えますか?」といった内容のダイアログが表示される
6完了元ファイルのコンポーネント情報等はそのままに、調整した箇所のみが更新される

なお、あくまで私のケースではありますが「Blenderのエクスポート設定を変える」「一部メッシュしか選択しないままエクスポートする」といったミスをすると、Unityで上書きした際に元ファイルが機能しなくなってしまうことがありました。

同名でエクスポートする際には、念のため元ファイルもバックアップとして取っておき、万が一のときに復元できるようにしておくのがおすすめです。

ちとせちとせ

私もいつも「〇〇_keep.fbx」といった形で、バックアップを作成しています。

unity-overwriterで日々の改変・制作活動を効率化しよう

「unity-overwriter」は、BlenderとUnityの往復作業を快適にしてくれる、大変便利な拡張機能です。使い方は「同じファイル名でドラッグ&ドロップする」だけという手軽さながら、制作活動で生じる微調整のハードルをグッと下げてくれます。

制作中に「これ追加したらどうなるかな?」といったアイデアが浮かんだ際の、トライ&エラーもしやすくなります。作業の効率化だけでなく、作品のクオリティアップにも一役買ってくれるでしょう。

ちとせちとせ

unity-overwriterを導入したことで「ちょっとくらい失敗してもすぐ直せるからいいか」と怠惰になった人もここにいます……

アバター改変やモデル制作に少しでも触れている方であれば、きっと便利に使っていただけるはずです。大変ありがたいことに無料で公開されていますので、気になった方はぜひunity-overwriterを取り入れてみてください!

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