こんにちは、のとです!みなさん、V睡はしますか?
ヘッドセットを付け、VRChatにログインしたまま寝ることをVR睡眠(以下V睡)と言います。
V睡とはどういうものなのか等に関しては、下記記事を見て頂けると分かると思います!
今回は、V睡をより快適にしてくれる「OyasumiVR」というアプリを紹介します!
使いこなして、V睡をより快適にしましょう!
目次
「OyasumiVR」とは?
「OyasumiVR」とはRaphiiさんが公開している無料のアプリになります。
機能としては、「電力制限」「明るさの調整」「睡眠時のマイクミュート」「寝相に合わせたアバターポーズの変更(※別途追加アニメーションの設定が必要)」「Request Inviteの自動承認」等、様々なものがあります!
配布はSteamとBooth等でされています。
おすすめは自動で更新がされるSteam版です!
使い方
今回はSteam版の使い方を説明します。
OyasumiVRはデスクトップ上で睡眠時(睡眠モード有効時)の設定ををあらかじめ決めておき、VR上で有効化することで使用します。
その為、まずデスクトップ上での設定が必要になります。
非常に多くの設定項目があるので、今回は一部おすすめ項目のみを説明します。
デスクトップでの設定
インストールをしたらSteamの「起動」を押し、OyasumiVRを起動します。
起動後、下記画像のようなポップアップが表示されることがあります。
ここで「はい」を選択してください。
続いて、設定画面を開きます。
デスクトップ右下の「^」を左クリックして隠れているインジケーターを表示させ、OyasumiVRのアイコンを左クリックします。
すると、OyasumiVRの設定画面が表示されます。
☆とりあえずしておくと良い設定項目☆
細かく設定するのが面倒!一刻も早く寝たい!という方は、とりあえず
【ハードウェアの自動化】にある「機器の電源<電源オプション>」と「解像度」の設定だけしておけば寝ている間の消費電力を抑えられます!
また、明るさなどはVR上でも設定ができます!
以下ではそれぞれの設定項目の詳細を説明していきます。
睡眠検出
睡眠モードの有効化を、睡眠を検出して自動で行ってくれるようにする設定です。
手動で有効化するのが面倒だったり、よく寝落ちをしてしまう方は有効化しても良いかもしれません。
「Pulsoid」というアプリと連携することで、スマートウォッチなどで測定した心拍数から睡眠を検出して有効化したり、指定時刻や一定時間経過したら無効化するなど細かく設定することが可能です。
ハードウェアの自動化
ハードウェアの自動化設定の中にはたくさんの項目があるので、おすすめの項目をいくつか説明します。
機器の電源
睡眠モードを有効にした際や充電器に接続した際に、コントローラーやトラッカーの電源を自動で切れるように設定できます。
また、「電源オプション」の項目から睡眠モードの時のPCの電源プランを変更することが出来ます。
睡眠時はそこまで高負荷が求められることは少ないと思われるので、電源プランを「バランス」や「省電力」に設定することで少しでも電気代を節約することが出来ます!(多分…)
また、睡眠モードが無効の際には普段使用している電源プランに設定されるようにしておきましょう。
GPUの電力
GPU(グラフィックボード)に関しても睡眠時の電力を制限することで、消費電力を抑えることが出来ます。
ただし、制限を強くかけすぎてしまうと動作が不安定になることもある為、注意が必要です。
明るさ
睡眠モードを有効にした際の画面の明るさを事前に設定しておくことが出来ます。
VR内でも明るさと色温度を手動で変更をすることは可能ですが、毎回変更をするのが面倒な際は設定をしておくと便利になります。
解像度
睡眠モードを有効にした際に、SteamVRの解像度を変更することが出来ます。
こちらも寝ている間の解像度を低めに設定することで、消費電力を抑えることが出来ます。
ちなみにSteamVRの解像度設定とは下の画像にて設定できる項目のことです。
解像度を下げてあげるとVRChatを軽くすることが出来るので、自分のPCに合った設定にしましょう!
VRChat関連の自動化
VRChatに関する設定項目になります。
アニメーション
対応した睡眠用アニメーションのアセットと連動することで、寝返りを打った際にアバターも合わせて向きを変えたりすることが出来るようになります。
対応しているアセットは公式Githubをご確認ください!
ステータス
VRChatのアカウントでログインすると、睡眠モードの時のステータスやステータスメッセージを設定することが出来ます。
また、ワールドにいる人数に合わせてステータスを変更するといったことも可能です。
誰かと一緒には寝たいけれど、少人数が良い!という方には嬉しい機能じゃないでしょうか!?
Req Inviteの承認
ホワイトリストにフレンドを登録しておくことで、オレンジステータスで寝ていても自動でインバイトを送り返すことが出来るようになります。
寝ていても仲の良いフレンドだけをインスタンスに入れたりすることが出来るようになります!
応用として、イベント等で事前に予約した人に対して自動でインバイトを送り返す、なんて使い方もできそうです!
Join通知
こちらもリストにフレンドを登録しておくことで、特定のフレンドがインスタンスに来た際に通知を受け取ることが出来ます。
気になるあのフレンドを登録しちゃったりしても…!?
他にも睡眠モード時のマイクミュート等様々な設定項目があるので、是非自分好みにカスタマイズしてください!
自動起動設定
続いて、OyasumiVRがSteamVRを起動した際に自動で起動されるように設定していきます。
まず、SteamVRを起動します。
PCとHMDを接続して起動する、もしくはSteamのライブラリから「ツール」にチェックを入れることでHMDと接続しなくてもSteamVRを起動することが出来ます。
起動したら、「≡」を左クリックして設定を選択します。
その後、「スタートアップ/シャッ…」内にある「スタートアップオーバーレイアプリを選択」という項目を選択します。
起動時に自動起動するアプリの選択画面が表示されるので、「OyasumiVR」を「オン」に設定します。
これで完了です!
VRでの使い方
いつも通りVRChatを起動してください。
前項目の自動起動が設定できていればSteamVRを起動したタイミングで自動起動されるはずです。
また、PCを立ち上げてから最初の起動時は毎回下図ポップアップが表示されるので、「はい」を選択してください。
このポップアップが表示されるとXSOverlayなど一部で操作を受け付けなくなります。
XSOverlayでは「はい」を選択できないので、Virtual Desktopでのモニター表示か、直接PCを操作して「はい」を選択してください。
VRChatが起動したら、Questの場合はAボタン(デフォルトだとジャンプボタン)を連続して2回押します。
すると視界上にOyasumiVRのオーバーレイが表示されます。
「睡眠モード」を選択し、有効にすることでデスクトップ上で設定した項目が自動で適用されます。
もう一度選択すると「無効」に戻ります。
その他の項目は下図のようになっています。
明るさを変えられるので、ナイトモードの無いワールドでも暗くして寝ることが出来ます!
終わりに
OyasumiVRを使いこなせれば消費電力削減やステータスの自動変更など、V睡をより快適にすることが出来ます!
Boothでは開発者の方への支援もできるので、使ってみて気に入った方は是非いかがでしょうか!