【フォールバックアバターを決めよう!!】Quest対応の種類について解説!!(VRChat fallback)
たろたろ

こんにちは、たろです!
この記事では用語”Quest対応”について紹介と解説をしていきます。

皆さんはQuest対応(クロスプラットフォーム対応)という単語を耳にしたことはありますか?
集会イベントや日常の雑談話題の中等で聞いたことある方もいらっしゃると思います。
この記事ではよく聞くけど イマイチ分かりにくい Quest対応 について解説していきます!

Quest対応とは?

VRChatはPC以外にもスマートフォン、スタンドアローン型HMD(Quest、picoなど)に向けてモバイル版として展開されています。
モバイル版はPC版と比べて手軽に遊べる反面、処理性能の問題から様々な制約が掛かっています。
その中の一つに参加、表示できるワールド、アバターの制限があります。
特に条件を満たさないアバターはモバイルユーザーからは見えず、代わりに公式で配付されているアバターが代わりに表示されます。
その為、モバイル版で遊ばれている方に自分が着ているアバターが見えない等の問題が発生することがあります。

制限によって本来のアバターが表示されていない場合は、相手のプレイヤーネーム上部に下図のようなマークが表示されます。

こういった状態を回避するために、モバイル版で表示で出来るようアバターを調整する作業をQuest対応(クロスプラットフォーム対応)と呼びます。

Quest対応の仕組み

VRChatのアバターは、下図の様に PC向け用とモバイル向け用の2種類のデータに分かれています。

通常の手順でアップロードを行うとPC向けのデータのみがVRChatに登録されます。
その後、モバイル版向けのデータを追加でアップロードすることで PCとモバイル それぞれのデータが一つのアバターとして登録され 端末ごとに最適なデータを使用して表示されるようになります。
Quest対応が完了するとアバターのアイコンも下図のようにアイコンが追加されます。

Quest対応の種類について

Quest対応とひとまとめに言われていますが、実際には複数の方法に分かれています。

フォールバック/fallback

フォールバックはVRChat内で最も使われている方法の一つです
この機能は特殊な操作を必要とせず標準で有効化されている機能です。
表示制限等の理由で、本来のアバターが表示できない場合に自動的に表示されます。

表示中はアバターのネームプレート上部に下図の様なアイコンが表示されることで判別が可能です。

また下図のように条件を満たしたアバターであれば、フォールバックアバターとして自由に設定することも可能です。

メリット
・標準機能なので難しい操作が必要ない。
・気軽に見た目を変更することができる。
・表示に関する不具合を気にする必要がない。
デメリット
・基本選択肢内から選ぶので、自身の好む姿が見つかるとは限らない
・実際に着ているアバターとは見た目が異なるため見た目に関して食い違いが発生する事がある。

たろたろ

手軽にできる方法の一つ!初心者からベテランまで広くお勧め!設定をいじってない方はまずはここからいじってみよう!!

インポスター/inpostre

インポスターもフォールバック同様、よく使用されている機能の一つです。
その手軽さと利便性はフォールバック機能に並ぶほどですが、
初期状態では使用できずユーザーが手動で操作する必要があることや作成に関して様々な制限があるなどの欠点があります。
その為、利用する際は作成しようとしているアバターの仕様を確認するなどの注意が必要になります。

オリジナル / インポスター

メリット
・web上から手軽に作成、削除することが可能
・元のアバターと基本的に同じ見た目になる。
・見た目に関する食い違いが発生しにくい。
デメリット
・簡略化が強く、場合によっては見た目を損なう可能性がある。
・作成できるアバターの形状に制限がある。
特定の衣装、ギミック等と競合し作成に失敗する事がある。
一日に作成できる数に限りがある。

たろたろ

手軽にできる方法その2 多少簡素でも自分のアバターを見せたい人におすすめ!

オーダーメイド/Custom-made

一般的にQuest対応と言われているのはこの方式
unity上での改変を使用して公式が提示しているQuest対応条件をクリアし
対応アバターとしてデータを追加する事で対応を可能にします。
Quest対応の種類の中で最も自由度が高いのが特徴です。
unity上での改変作業が必須であり、見た目を担保しながら提示されている条件を満たすために
ある程度改変に関する知識と技術が求められるため 二の足を踏む方も多いです。

メリット
・高い自由度があり、ほぼ全てのアバターで可能
・元のアバターとの見た目の差異が殆どない。
一部ギミック等機能面の対応も可能。
デメリット
作業に少なくとも数時間程度のまとまった時間を必要とする。
・Unityエンジンの操作、アバターに関する知識を必要とする。
・対応させるアバターによっては高い技術力を必要とする。
・Unityがある程度動作する程度の性能を持つPCを必要とする。

たろたろ

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VRChatを遊ぶためにパソコンを新調したいけど、どこにお金を掛ければいいか分からない…
そういった方は下記の記事にて、分かりやすく解説をしているので合わせてご覧ください。

Quest対応って必ず必要?

ここまで、Quest対応の方式と種類について見てきました。
VRChat内で過ごしていく時間が増えるほど交流する人も増え環境によってはQuest対応について考える機会も増えてくると思います。
こういった機会が増えていくと、「Quest対応は必須なのでは?」と思うことがあるかもしれません。
ですが、Quest対応はあくまでもPC以外の方へ自分自身を見てもらうために行う物であり、行うかどうかは各個人の考えに一存されています。
Quest対応は各個人の自由であり、誰かに強制されたりする物ではありません、この記事を見てQuest対応に挑戦してみようと思う方はぜひその事を心の片隅に留めておいていただけると幸いです。