【VRChat 2025.2.2】アップデート情報 | アバターマーケットプレイスの正式公開など!

VRChatのアップデートである「2025.2.2」が”2025年6月2日”にリリースされました。
このアップデートでは、ベータで公開されていたアバターマーケットプレイスの実装やバグ修正などが行われました。

この記事では、公式より公開されている英語のパッチノートを日本語にして、わかりやすく紹介していきます。

公式ビデオパッチノート

アップデートの詳細は、公式のビデオパッチノートでも紹介されています。(英語)

アバターマーケットプレイスの正式公開

VRChat内でアバターを購入できる「アバターマーケットプレイス」が正式にリリースされました。

この機能は、VRChatのメインメニューにある「アバター」タブ内の「探索」からアクセスでき、ユーザーは様々なクリエイターによって制作された高品質なアバターを閲覧、試着、購入できるようになりました。

購入には「VRChat Credits」という専用のバーチャル通貨が使用され、クレジットをチャージすればすぐに利用可能です。

購入後は、アバターは自動的に自分の「アバターコレクション」に追加され、即座に着用することが可能です。これにより、外部サイトを経由した購入やアップロードの手間を省き、より手軽にお気に入りのアバターを見つけて使える環境が整いました。

これにより、これまでのように外部サイトからアバターを購入し、UnityでVRChatにアップロードするといった手間が不要になります。特にUnityの扱いに不慣れなユーザーや、モバイル端末からアクセスするユーザーにとっては、非常に大きな利便性の向上といえるでしょう。

改変は可能?気になる仕様について

ここで多くの方が気になるのが、「このアバター、Unity改変できるの?」という点だと思います。

結論からいうと、できません

アバターマーケットプレイスで購入したアバターは、UnityPackage形式では提供されず、ファイルをダウンロードして編集することもできません
つまり、髪型を変えたい、表情を増やしたい、衣装をカスタムしたい…という方にとっては、従来のようにBoothなどから購入してUnityで改変する方法が必要になります。

ただし、いくつかのアバターでは、VRChat内のUI(エクスプレッションメニュー)で「色を変える」「アクセサリーを切り替える」などの簡単なカスタマイズ機能がついているものもあります。その範囲内での調整は可能です。

主な変更点と修正内容

細かいバグの修正なども行われていますが、ここでは簡略化してご紹介します。詳しい内容を見たい方はプルダウンからご覧ください。

全体的な改善

  • フォールバックアバターが、インポスターに徐々に置き換えられています。このアップデートで、VRChatアプリケーションからフォールバックアバターが削除されましたが、ウェブサイト上では引き続き選択可能です。
  • ワールドのダウンロードが以前より早く開始されるようになり、読み込みバーが部分的に表示されることがあります。
  • アバター読み込み時の「Server Processing」遅延のバグを修正。
読み込み速度が向上しているため「Sever Processing」の写真が撮れませんでした…(いいこと!)
  • プラットフォームインジケーターを更新し、Windows、Android、iOSのアイコンを明確に表示。
画像はPC・Android・iOS対応
細かい内容
  • ミラー反射でのみアバターパーティクルが回転する問題を修正。
  • メインメニューのワールドパネルがページ切り替え後にスクロール位置をリセットする問題を修正。
  • Create Economyリストの製品サムネイルの解像度を向上。
  • 購入ボタンが「Owned」と表示されるべきでない場合に「Unavailable」と正しく表示されるよう修正。
  • ロード画面のツールチップを更新。
  • 他のユーザーがローカルでビルドしたアバターを着用している場合、浮いて見える問題を修正。
  • 「メッセージを編集」ダイアログが、最近編集されたメッセージに対して常に残り時間がゼロと表示される問題を修正。
  • 特定のWebカメラドライバーがインストールされている場合にクラッシュする問題を修正。
  • ネストされたアーマチュアを持つヒューマノイドアバターが他のユーザーから見たときにアニメーションが再生されない問題を修正。
  • “VRCImageDownloader”の”DownloadImage()”メソッドが、イベントレシーバーなしでUdonSharpから呼び出された場合に例外をスローする問題を修正。
  • Somnium VR-1ヘッドセットがBigscreen Beyondと同様の実験的なピクセルシフトHUDを使用するように変更。
  • 「日付追加順」でアバターリストをソートする際の精度を向上。
  • メインメニューでアバターとインポスターのスケールを改善。
  • ボタンの色を調整し、クリック可能であることを視覚的に明確化。
  • メインメニューの「マーケットプレイス」タブに、アバターマーケットプレイスの注目アバターを表示。
  • “Toon Standard”シェーダーの修正:
    • モバイルデバイスでのスペキュラの安定性を向上し、明るいフラッシュや「スパークル」を軽減。
    • “Toon Standard (Outline)”がモバイルデバイスで正しく通常の”Toon Standard”にフォールバックするよう修正。
  • 検索結果ページの「すべて」タブでユーザーセルがクリックできない問題を修正。
  • 距離によって非表示になるフォールバックアバターがネームプレートに白い四角として表示される問題を修正。
  • Unityのバグにより、”VRCCameraSettings”を介して”LayerCullSpherical”を有効にするAPIが一時的にUdonで無効化。スクリプトは引き続き動作しますが、カメラオブジェクトに値が設定されません。

Androidモバイルの改善

  • モバイル版VRChatでカメラにフライボタンを再追加。これにより、カメラを再び飛ばすことが可能に。
細かい内容
  • タッチベースのプラットフォームでのダブルクリックロジックを改善。
  • 遅い接続時にアプリ起動時にローディングスピナーを表示。接続問題がある場合、「再試行」ボタンを表示。
  • ワンタップのGoogleアカウント作成中にクラッシュする問題を修正。
  • Android固有のネイティブUIでの表示/フォントスケーリングサポートを改善。
  • 2×2モードでAndroidウィジェットが応答しなくなる問題を修正。
  • 設定メニューのステータステキストをタップしてVRChatステータスのウェブページを開けるように変更。
  • Androidで「ログを共有」または「すべてのログを共有」を使用する際に共有UIが開始されない問題を修正。
  • 通知でグループの投稿から退会する際、「お知らせ」を「投稿」に変更。
  • グループ詳細のナビゲーションバーで「情報」を「グループ情報」に変更。
  • 繁体字および簡体字中国語が常に英語にフォールバックする問題を修正。

iOSの改善

  • iOSでAndroidワールドを読み込む際に「ダークモード」シェーダーによって視界が遮られる問題を修正。

公式のパッチノート

公式のパッチノートをご覧になりたい方は下のボタンから閲覧することが可能です。

アバター改変なび

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